コラム: 2009年12月アーカイブ

「リーマンショック」は世界中に激震を与えてしまいました。

その「リーマンショック」が、日本に与えた影響はどの程度だと思いますか?

意外に影響がなさそう、と思っている方は間違いです。

今回は、「リーマンショック」が、日本に与えた影響についてお話しましょう。

リーマンの破たんで、米国は金融政策を駆使して日欧も協力したため、大惨事に至らずにすみました。

しかし一歩対応を間違えれば、全世界で預金がおろせない、資金繰り難という理由で世界中の企業が倒産する大恐慌にもなりかねませんでした。

まずリーマン・ブラザーズが発行している社債や投信を保有している企業に悪い影響が出ました。

日本に関しては、各金融機関がリーマン関連の損失額を発表する事態になりました。

資金繰りが相当苦しければ、破たんなどで一般の預金者にも影響は及びますし、アメリカ経済に対する不安が広がり、世界的に投資に対して消極的になったため、銀行が貸し渋りという選択肢を選びかねません。

そうなるとすれば景気が悪くなりますし、融資を受けている企業などは、経営難に陥ります。

また、米国の金融不安で米ドルが下がると、輸出企業の業績が悪くなり日本の景気悪化にも直結してしまいます。

景気が悪くなるということは、今後の日本を担う学生が就職口がないという「就職氷河期」が再びやってきたり、日本の企業倒産、給与やボーナスが増えない時代が続く可能性もあるのです。

日経平均は、1万円を割り込み、7000円台まで下がったこともあり、リーマンショックが日本に与えた影響は大きかったと言えるでしょう。

投資家とは

|
一般的に投資家とは投資を行う人、と言う意味です。

個人で投資を行う人のことは「個人投資家」、業務として投資を行う法人は「機関投資家」と呼ばれ区別されています。

また、継続的に投資を行っている場合のみ「投資家」と呼ばれており、投資の経験が一度くらいあるだけでは投資家とは呼ばれません。

短期の値動きによる利益を狙うのは「投機家」「トレーダー」で、投資家は長期の値上がりによって利益を期待する立場を意味することもあります。

「投機家」「トレーダー」は通常の買いだけではなく、「空売り」という手法で売りから入ることもありますが、投資家の場合はほとんど買いから入ります。

また日本の市場に最も影響を与えているのは外国人投資家だと言われています。

この外国人投資家とは、主にアメリカやヨーロッパなどの年金や投資信託などを運用している機関投資家のことを言います。

これらの外国人投資家の動向によって、市場に大きな影響をもたらし、個人投資家にも影響する場合がよくあります。

もしも外国人投資家の動向を調べたければ、「投資主体者別売買動向」を東証やJASDAQのホームページやトレーダーズ・ウェブで見ることが出来ます。

しかしこれは1週間遅れのデータなので、リアルタイムで当日分が知りたければ外資系証券会社の寄り前注文動向を参考にするのが良いでしょう。

指値注文と成行注文

|
株式の売買注文を出す時には、「指値注文」か「成行注文」を選ばなくてはなりません。

「指値注文」とは、例えば「○○会社の株が××円なら買いたい」「△△円なら売りたい」と、売買の値段を指図して注文を出すことをいいます。

また「成行注文」とは、「幾らでも良いから今買いたい」「今売りたい」と株価に関係なく注文を出すことをいいます。

株式の購入や売却の注文は、成立すれば取り消しは不可能になります。

成行注文はほとんどがすぐに売買成立になってしまうので、初心者にとっては「怖い」と思われるかもしれません。

自分が思ってもいなかった株価で購入、または売却してしまうことがあるからです。

しかし、冷静にみてみるとそういうケースは稀なことです。

出来高が少なく、買い(売り)注文だけで値段が飛んでしまうケースに限られるからです。

マザーズやヘラクレスのような新興市場では、時に出来高が少ないこともあるので注意が必要ですが、その他の大きな市場などではまずその心配はないでしょう。

そして成行注文のメリットとしては、売りたい時、買いたい時に自分で判断が下せる、という意味でストレスなく注文することが出来るということでしょう。

逆に指値注文の場合は、値段に対するストレスはありませんが、「買いたかったのに指値が安すぎて買えなかった」など、自分の思惑とは違った結果になってしまうことがあります。

今、売買したいと思えば成行注文、ある一定の株価になったら売買しようと思えば指値注文、と両者を上手く使い分けることが大切でしょう。

また、指値注文の場合は自分がつけた値段で売買が成立していない場合には取り消しも可能です。

投資スタイル

|
株式投資を始めようと思ったら、まずは自分なりの投資スタイルというものを決める方が良いでしょう。

株式投資には、短期・中期・長期などいろいろなスタイルがあります。

最初からその特性などを理解して決定済みは別として、どうしようかと悩んでいるのなら、まず自分の性格を考えましょう。

人には向き・不向きというものがあり、投資においてもそれは影響してくるものです。

例えばあなたが「あまり物事を気にしない、おおらかな人」であれば長期的な投資が向いていますし、

もしも「細かいことをとても気にしてせっかちな人」であれば、短期の投資が一番向いていると思います。

「何をするのも面倒」という人には、毎月自動的に引き落として積み立てられていく自動積み立て投資が良いでしょうし、

逆に「何でもやってみたい、自分でやりたい」という人には、独自のポートフォリオを組んで運用していくのも良いでしょう。

ただし、これらはある程度勉強することも必要ですし、リスクも伴うので軽く考えるのは禁物です。

また自分のライフスタイルについてもよく考えておかなくてはなりません。

仕事が忙しく、日中投資をする時間がないと言う人は短期のデイトレードは無理ですよね。

そう言う場合は長期的投資が良いでしょうし、また夜間取引を取り入れるのも良いかもしれません。

また主婦の方は子育て中はまとまった時間が取れないことも多いでしょう。

人それぞれ違う環境なのですから、その中でいかに投資をしていくか、自分なりに考えることが必要でしょう。

出来高とは

|
株式の売買では、「買い注文」と「売り注文」の価格と株式数が一致して、はじめて売買が成立します。

この売買が成立した株式数のことを「出来高」と呼びます。

例を出すとこうなります。

Aさんがある会社の株式を100円で1000株売りたいと思っていました。

その時にBさんがその会社の株式を100円で1000株買いたいと注文を出しますと、売買が成立するというわけです。

そしてこの時の1000株が「出来高」となるのです。

出来高は市場の活況具合を見る場合に使われることが多く、出来高が高いと取引が活発、低いと低調ということになり、株価の変動も少なくなるようです。

一般的に「出来高は株価に先行する」と言われています。

株価が上昇傾向だともっと上がるだろうと思う人は買い、利益確定したい人は売り、と活発化して出来高はさらに急上昇します。

また株価が下落傾向の場合は、割安感で「買い」と損切りで「売り」とこちらも市場は活発化しておなじく出来高が急上昇するものです。

このようなことから、出来高は相場の変わり目を判断する指標としても利用されているのです。

しかし、株価と出来高に密接な関係があるからといって、それだけで判断しては危険です。

出来高には「人気投票」のような面があるので、「株価が一番高い時に買ってしまった」というようなことが起こりえるからです。

株式の売買の見極めには、出来高だけではなく、ローソク足や移動平行線など、さまざまな要素を組み合わせて考えることをオススメします。

株式の銘柄選び

|
自分が購入する株式の銘柄を選ぶ事は、株式投資の基本中の基本です。

その企業や業界の動向や法制化、市場環境など企業を取り巻く情報を事細かに知ることが大切なのですが、

個人投資家がこのような情報を易々と手に入れられることはまずないでしょう。

そういう場合、役に立つのが「会社四季報」です。

四季報には企業ごとに株主構成や財務状況、事業内容、業績、配当や株価情報などが詳細に載っています。

その中でも重要なのは「コメント欄」と「業績の四季報予想」です。

どちらも四季報がその企業の「評価」を出している箇所ですが、これによって株価が推移することもよくあることなので

保有銘柄に関しては最低限チェックしておくことが大切です。

また株式市場では、その時々でテーマによって銘柄が上昇していくことがあります。

例えば最近話題になっているインフルエンザ関連や電気自動車関連、環境関連などです。

製品やサービスにはライフサイクルがあり、勃興期・成長期・衰退期などを経ていくものです。

このうち勃興期には、将来こうなるだろうというシナリオにむけて市場が動き出し、それと同時に関連銘柄の株価も大きく動いてくると言えるでしょう。

ただ、多大な期待を背負ったためか、これは現実が追いつかないのに株価だけが一人歩きしてしまうこともよくあります。

現実と夢のギャップが大きいほど、損益を被ってしまう危険も大きくなります。

ある意味、こういう銘柄はとても難しいものだと言えるでしょう。

このアーカイブについて

このページには、2009年12月以降に書かれたブログ記事のうちコラムカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはコラム: 2009年11月です。

次のアーカイブはコラム: 2010年1月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。